Shot Planner
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撮影前準備チェックリスト完全版

「現場でバタついた」「機材が一つ足りなかった」「画の合意が取れていなかった」。撮影トラブルの9割は当日ではなく、その前の準備不足が原因です。プロの現場で実際に使われている、撮影前準備のチェックリストを、フェーズごとに整理して公開します。コピペして自分のプロジェクトに使ってください。

準備の3フェーズ

撮影前準備は、時間軸で次の3つに分けて考えると漏れがなくなります。

  1. 2週間前まで: 企画・予算・人
  2. 1週間前まで: 配置・機材・段取り
  3. 前日〜当日朝: 最終確認

フェーズ1: 2週間前まで(企画・予算・人)

企画・コンセプト

  • 撮影の目的・最終アウトプットの用途を全員で言語化したか
  • ターゲット視聴者・読者は明確か
  • 参考になるリファレンス画像・動画を3点以上集めたか
  • 「絶対に外せないショット」を3〜5枚に絞ったか
  • クライアントから書面・メールで企画 OK を取ったか

予算・契約

  • 撮影料・出演料・スタッフ費・機材費・ロケ費の総額を出したか
  • クライアントと見積り合意を取ったか(口頭ではなく書面)
  • キャンセル時のポリシーを共有したか
  • 追加撮影・リテイクの条件を明文化したか

人のアサイン

  • カメラマン・照明・音声・スタイリスト・ヘアメイク・アシスタント、必要な役割を洗い出したか
  • 全員のスケジュールを抑えたか(仮押さえではなく確定)
  • 連絡用のグループチャットを作ったか
  • 緊急連絡先リスト(怪我・機材トラブル用)を用意したか

ロケーション

  • 撮影場所を確定し、許可を取ったか
  • 下見に行ったか。電源・トイレ・搬入経路・駐車場を確認したか
  • 当日の天気予報をチェックする日程を決めたか(屋外なら必須)
  • 雨天時の代替案を用意したか

フェーズ2: 1週間前まで(配置・機材・段取り)

配置の確定

  • 各ショットの被写体・カメラ・照明の位置を図 or 3Dで決めたか
  • その配置をクライアント・スタッフ全員に共有したか
  • 動線(被写体やスタッフがどう動くか)に矛盾はないか
  • 1ショットあたりの想定撮影時間を計算したか

※ 配置の決め方は撮影配置の決め方を参照。3Dで配置を可視化するならShot Plannerが使えます。

機材リスト

  • カメラボディ(メイン + 予備)
  • レンズ(焦点距離が当日のショットをカバーしているか)
  • 三脚・スタンド・ジンバル
  • 照明本体・スタンド・ソフトボックス・レフ板
  • マイク・録音機材・モニター
  • 記録メディア(容量は撮影時間 × 2 を最低ライン)
  • バッテリー(カメラ・照明ともに予備含め2倍持つ)
  • ケーブル類(電源・HDMI・USB)
  • テープ・養生・クランプ・サンドバッグ
  • 機材の電源タップ・延長コード

タイムテーブル

  • 搬入時間・撤収時間を含めて分単位で組んだか
  • 各ショットの撮影予定時刻を明記したか
  • 休憩・食事時間を組み込んだか(4時間ごとに30分以上)
  • セットチェンジ・着替えの所要時間を見積もったか
  • 遅延した場合に削れるショットを事前に決めたか(優先順位)

スタッフ共有

  • 絵コンテ or ショットリストを全員に配布したか
  • 集合時刻・場所・服装を明記したか
  • 食事・飲み物の手配を確認したか

フェーズ3: 前日〜当日朝(最終確認)

前日

  • 機材の動作確認(バッテリー充電・記録メディアフォーマット)
  • 天気予報の最終確認
  • クライアント・出演者への前日リマインド連絡
  • 持ち物の最終チェック(リスト消し込み)
  • 当日のタイムテーブルを再共有

当日朝

  • 機材積み込み(リスト見ながら2回チェック)
  • 移動時間に余裕を持つ(渋滞・電車遅延を想定)
  • 現地到着後、電源・ロケーションの状態を再確認
  • テスト撮影で露出・ピント・音をチェック
  • 本番前に全員で「今日のゴール」を5分で再確認

よくある失敗 TOP5

  1. 記録メディアの容量不足: 4K動画は想像以上に容量を食う。撮影時間 × 2 を最低ラインに。
  2. バッテリー不足: 寒い屋外では消耗が早い。予備は「足りる量の2倍」が安全。
  3. クライアントとのイメージ齟齬: 「思ってたのと違う」は事前合意がない時の典型症状。配置とリファレンスを事前共有しておく。
  4. タイムテーブルの楽観見積もり: セットチェンジは思ったより時間がかかる。各タスクに20%バッファを。
  5. 機材の動作未確認: 現場で初めて電源を入れたらバッテリーが死んでた、は実話。前日に必ず動作確認。

テンプレを Shot Planner で使う

配置・カメラ位置・照明は Shot Planner で3Dで設計し、URL共有で関係者に渡せます。当日の現場で「画のイメージが揃っていない」を撲滅できる。

まとめ

  • 準備は「2週間前 → 1週間前 → 前日・当日」の3フェーズで考える
  • 機材・人・時間の3つのリストは必ず書面化する
  • クライアントとの合意は口頭ではなくテキストか図で残す
  • 配置・タイムテーブルの事前共有が、現場のバタつきを9割減らす