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インタビュー撮影の2カメ配置のコツ

インタビュー動画は、編集の自由度が画づくりの段階で決まります。1カメで撮ってしまうと「言い直し」「咳払い」を切るためのスイッチング先がなく、編集が一気に難しくなる。2カメは保険ではなく、編集の前提条件です。本記事では、2カメ収録の配置で押さえるべき原則をまとめます。

2カメの基本: 寄りと引き

2カメで撮るなら、まず2台のカメラに「役割」を持たせます。同じ画角で2台置いても、ただの保険にしかなりません。

  • Aカメ(寄り): バストショット〜ウェストショット。表情・話のニュアンスを捉える主軸。
  • Bカメ(引き): ロング〜ミディアム。場の空気・服装・身振りを残す逃げのカット。

編集時は基本的にAをベースに使い、言い淀みや繋ぎでBに切り替える。これで自然なリズムができます。

180度ルールを死守する

被写体(インタビュイー)と聞き手(インタビュアー)を結んだ線を「イマジナリーライン」と呼びます。2台のカメラは必ずこのラインの同じ側に置くのが鉄則です。

ラインを越えたカメラを混ぜると、編集で繋いだ瞬間に「視線が合わない」「左右の位置が反転して見える」など、視聴者が一瞬混乱する画になります。

典型的な2カメ配置

失敗しにくい鉄板の配置は以下の3パターンです。

パターンA: 正面寄り + サイド引き

  • Aカメ: 被写体正面からやや右に振った位置(カメラ目線にならない程度)。距離 1.8〜2.5m。
  • Bカメ: 被写体の45度サイドから、引きで全身の3/4が入る位置。距離 3.0〜4.0m。

もっとも汎用性が高い配置。コーポレート系・YouTube系で迷ったらこれで OK。

パターンB: 30度・60度の同サイド

  • Aカメ: 被写体右 30度・寄り。
  • Bカメ: 被写体右 60度・引き。

切り替えても違和感が出にくい配置。ドキュメンタリー寄りの絵作りに向きます。

パターンC: 正面 + サイドプロフィール

  • Aカメ: 被写体ほぼ正面、カメラ目線。
  • Bカメ: 被写体の真横(90度)、横顔を撮る。

「カメラ目線で語りかけてくる」演出と「考え込む横顔」を切り替える、雑誌の取材記事のような画になります。

Tips
2カメ配置、図面で詰めると現場が劇的に楽になる

当日「もう少し左?」「机が映り込む」を本番で詰めると、インタビュイーを待たせます。Shot Planner で部屋のサイズ・机・椅子・2台のカメラを3D配置しておけば、各カメの画角プレビューで本番前に答え合わせできます。

2カメ構成を3Dで作る →

視線ベクトルを意識する

被写体の視線は、画面のどちらかに「余白」を持たせるのが基本です(ノーズルーム)。Aカメで被写体が画面右を向いているなら、画面の左側に余白を残す。これを2カメで揃えておくと、編集で切り替えても視線の流れが破綻しません。

マイクの位置とカメラ画角の整合

地味に詰まりがちなのが「ガンマイクが画面に映り込む」問題です。Bカメ(引き)の画角に対してマイクが上から伸びる場合、マイクのブームスタンドの位置を事前に決めておく必要があります。

音声担当・カメラ担当が別の場合、配置図がないと現場で揉めます。Shot Planner でカメラの画角コーンを表示しながらマイクスタンドを置いておけば、口頭説明より早く合意形成できます。

チェックリスト

  • 2台のカメラはイマジナリーラインの同じ側か
  • 寄り・引きの役割が明確に分かれているか
  • 2カメから見て被写体の視線方向に余白があるか
  • 引きカメラにマイク・スタンド・モニターが映り込んでいないか
  • 2台のホワイトバランス・フレームレート・色温度が揃っているか

2カメ配置を、現場の前に決め切る。

Shot Planner ならインタビュー撮影のセットを3Dで組み、各カメラの画角を同時に確認できます。

配置を確認する →
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