1. レンブラントライティング
頬に「逆三角形のハイライト」を作る古典的なライティング。ドラマ性が高く、男性ポートレート・俳優宣材で多用されます。
- 主光源: 被写体の顔正面に対し 左右45度・高さ顔より30〜50cm上。
- 距離: 1.5〜2.0m(ソフトボックス使用時)。
- レフ板: 反対側の腰位置に白レフ。影を残しすぎないのがコツ。
顔の向きを主光源側に5〜10度振ると、三角形が綺麗に出ます。
2. ループライティング
鼻の脇に小さな「ループ状の影」が落ちるライティング。万能で破綻しにくく、初学者が最初に覚えるべきセットアップです。
- 主光源: 顔正面から左右 30〜45度、高さは目線より少し上。
- 仕上がり: 自然で柔らかく、女性ポートレート・コーポレート写真に向く。
3. バタフライ(パラマウント)ライティング
鼻の真下に蝶の形の影が落ちるため「バタフライ」と呼ばれます。被写体の輪郭を強調し、ファッション・美容系で定番です。
- 主光源: カメラ真上、顔正面から見下ろす角度(約45度上)。
- クラムシェル化: 顎下にレフ or 弱めの補助光を入れると肌が均一に整う。
「45度・1.5m・顔より上」を本番前にイメージだけで詰めるのは案外難しい作業です。Shot Planner なら、被写体・カメラ・スタジオライトを3D空間にドラッグして、各角度の効果を即座に検証できます。
4. スプリットライティング
顔の左右どちらか半分だけを照らす、コントラストの強いライティング。ミュージシャン・ハードボイルドな宣材・モノクロ作品で印象的に決まります。
- 主光源: 被写体の真横(90度)、顔と同じ高さ。
- 注意: 影側が完全に黒く落ちるため、衣装と背景の輝度差を意識する。
5. クラムシェルライティング
主光源を顔の正面斜め上、補助光を顔の正面斜め下に配置する「上下サンドイッチ」のライティング。肌のディテールを残しつつシワや影を最小化できるため、ビューティ系で多用されます。
- 主光源: カメラ上 30〜45度、被写体まで 1.0〜1.5m。
- 補助光: カメラ下 30度、主光源より 1〜1.5段弱く。
- カメラレンズ: 主光源と補助光のちょうど中央に来る位置がベスト。
選ぶときの判断基準
ライティング名で覚えるよりも、「主光源の高さ」と「カメラに対する角度」で考えると応用が利きます。被写体の顔の特徴・撮影意図に合わせて、以下の順で詰めるとブレません。
- 主光源の角度(正面 → 横に振るほどドラマ性アップ)
- 主光源の高さ(高いほど影が落ち、立体感アップ)
- 補助光・レフの強さ(影側のディテールを残すか潰すか)
本番前に複数パターンを3Dで試しておくと、現場では迷いなく組めます。Shot Planner はチャットで「ループライティングのポートレート」と入力するだけで、人物・カメラ・照明の配置を一気に組み立て、TOP/SIDE/FRONTで角度を確認できます。